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【2023年版】学習塾を開業・運営時に使える補助金・助成金を徹底解説!実際にかかる費用も合わせて紹介

学習塾業界において補助金・助成金を活用するためには、通常の事業と異なり特異な条件下での対応が求められることが多いです

そのため、学習塾を運営する事業者は、補助金・助成金の活用にあたり、具体的な制度を理解しておく必要があります。

この記事では、学習塾の開業・運営に必要な費用や、補助金・助成金制度について、わかりやすく解説します。

この記事を読むことで、学習塾を開業・運営するための費用や補助金・助成金制度について理解し、経営の安定化や発展につなげられるので参考にしてください。 manabo_doc_download_banner.png

塾を開業するために必要な費用

blog_007-02 塾を開業する一歩として、資金の準備が欠かせません。

開業する塾の規模によっても異なりますが、店舗を借りて経営する場合は、200万円ほどの資金を準備する必要があります

主な支出先としては、賃貸契約の初期費用、教材の購入、教室の設備投資などがあります。

一方、自宅を塾として開業する場合は、この開業資金を少し抑えることが可能です。

自宅の一室を活用することで、賃貸料を削減できるため、初期投資の削減が可能となります。

塾を開業する際には規模や形態に応じた資金計画が求められるため、きちんと計画を立てるようにしてください。

塾を運営するために必要な費用

塾を開業した後の運営段階でも、費用が発生します。

特に、生徒を集めるためのマーケティング(チラシ・看板)には費用が必要です。

また、生徒が集まるまでの間に塾講師に支払う給料なども、あらかじめ運用資金として確保する必要があります。

たとえば、採用した講師への給与支払い、教材の更新、運営管理費などです。

こうした運営コストを把握し、適切に管理することで、塾経営の安定化が期待できます。

開業後の運営コストも含めて適切に計画し管理することで、長期的な塾経営が図れます。 manabo_doc_download_banner.png

塾を開業・運営するための補助金・助成金制度一覧

塾の開業や運営には多くの費用がかかりますが、各自治体や政府機関が提供する補助金や助成金を活用することで、負担を軽減できます。

以下は、塾を開業・運営するための主要な補助金・助成金制度の一覧です。

  • 地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)
  • 小規模事業者持続化補助金

塾の開業・運営において、補助金や助成金を活用することは非常に有効な手段です。

各制度の詳細や申請方法、締切日などを確認し、計画的に申請することで経営の安定化や発展につなげてください。

地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)

地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)は、雇用が厳しい地域で事業所を設立、整備または創業する際に、地域の求職者を雇用する事業主に支給される助成金です。

以下に、この助成金の主な特徴と要件を説明します。

項目内容
対象となる事業主と労働者雇用情勢の厳しい地域で、事前に計画書を提出し、対象労働者を3人(創業の場合は2人)以上雇い入れた事業主が対象
対象労働者地域に居住する求職者で、ハローワークなどの紹介で雇い入れられた者などが該当
対象費用雇用の拡大のために必要な施設または設備にかかる費用が対象で、1点あたり20万円以上で、合計額が300万円以上であること
助成額対象労働者の増加人数と設置・整備費用に応じた助成額が支給される
例:3~4人雇い入れで300万円以上の設置・整備費用の場合、50万円が支給される

地域活性化雇用創造プロジェクトへ参加する事業主や地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)に寄附する事業主には特別な特典があります。

この助成金は、地域の雇用創出と経済活性化に貢献する重要な制度であり、対象に含まれている事業主は積極的に活用してください。

詳細な手続きや要件については、厚生労働省の公式ページで確認するか、最寄りの労働局またはハローワークにお問い合わせいただくことをおすすめします。

出典:厚生労働省「地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、商工会議所地区で事業を営んでいる小規模事業者などを対象とした補助金です

この補助金は、持続的な経営を目指すために、小規模事業者が地道に販路を開拓し、業務効率化に取り組むための経費の一部を補助します。

項目内容
受付締切日第13回事業支援計画書の受付締切日は、原則2023年8月31日(木)
申請受付締切日は2023年9月7日(木)
有効な消印郵送の場合は、当日消印が有効
電子申請締切電子申請の場合は、当日の23:59まで受付け
様式補助金の申請には、最新の様式での申請が必要

なお、申請書類に不備や不足があると、審査の対象外となります。

申請する前に、チェックリストを使って不備や不足がないか確認するようにしてください。

詳細な申請方法や様式は、小規模事業者持続化補助金の公式ページからダウンロード可能です。

この補助金は、小規模事業者の経営強化と地域経済の活性化に貢献する重要な制度であるため、関心のある事業者は積極的に活用してください。

出典:小規模事業者持続化補助金「持続化補助金事業に係る申請書manabo_doc_download_banner.png

学習塾の補助金・助成金制度がある自治体はほとんどない

blog_007-03 学習塾の開業・運営において、補助金や助成金を活用することは一般的な事業と比べると困難です。

なぜなら、学習塾の補助金制度を取り入れる自治体は多くないためです。

この現状の背後には、多くの自治体が教育事業に対しては公立の学校への支援を重視し、民間の教育事業への補助が限定的になっていることが挙げられます。

一部の自治体では、地域教育の振興を目的とした助成金が存在することがあります。

しかし、これらは通常、公立学校や非営利団体が対象となり、学習塾のような民間企業は対象外とされることがほとんどです。

学習塾業界において補助金・助成金を活用するためには、通常の事業と異なり、特異な条件下での対応が求められることが多いです。

そのため、学習塾を運営する事業者が補助金・助成金を活用する場合、具体的な制度を詳細に確認し、自治体の窓口などと連携する必要があります。

学習塾の開業・運営資金を抑える方法

学習塾の開業・運営は、成功への道のりが見える一方で、資金的な負担も大きい事業です

しかし、以下の4つの工夫を行うことで塾代の負担を抑えられることがあります。

  • 方法①:受講科目を少なくする
  • 方法②:物件費を節約する
  • 方法③:広告費を安く押さえる
  • 方法④:外部講師を利用する

以下で、具体的な方法を解説します。

方法①:受講科目を少なくする

塾によっては主要5教科すべて教える塾もありますが、すべての教科を強化するための講師を集めるには運用資金が必要となります

この点から、生徒が受けられる受講科目を少なくすることで教材費や講師の人数を減らすことが可能です。

たとえば、特定の科目に特化した塾として開業すると、必要な教材と専門的な講師の数を抑えることができます。

これにより運用資金を抑えることができるため、経営効率を高める手段となります。

方法②:物件費を節約する

塾の教室の物件費用は毎月の固定費となるため、家賃が高い物件は経営を大きく圧迫する要因になります

これを解決するために、自宅を塾教室にすることで物件費を節約する方法があります。

たとえば、自宅の一室を改装して教室として使用すると月々の家賃がゼロになるため、大きな節約につながるのです。

これによって、他の部分に投資する余裕が生まれます。

方法③:広告費を安く押さえる

塾で生徒を集めるマーケティング方法はさまざまですが、広告費が運用資金を圧迫する場合があります

そこで、広告費を抑えられるマーケティング戦略を考えることで宣伝費を節約する方法があります。

たとえば、地域の学校や地域社会と連携し、口コミによる宣伝を増やすと、大きな広告費をかけずに効果的な宣伝が可能です。

このアプローチにより、経費を抑制しつつ、必要な集客効果が期待できます。

方法④:外部講師を利用する

塾経営において必要な運用資金として、最も負担となるのが塾講師の人件費です

正社員で塾講師を雇うと、毎月多くの給料が必要になります。

これに対して、塾経営で人件費を削減したい場合は外部講師の利用も効果的です。

外部講師をプロジェクトベースで採用することで、人件費を変動費化できます。

これにより、必要な時期や科目に応じて柔軟に人員調整が可能となり、経営の安定を図れます。

manaboなら、「既存の講師では全学年・全教科の質問に対応できない」「講師の獲得が上手くいっておらず生徒からの質問対応に応えられない」といった悩みを解消できます。

manaboを利用することで、全国4000名以上の講師が生徒からの質問に代わりに応えてくれるのです。

塾の運用費を抑えたい方は、ぜひmanaboを利用してください。

学習塾の開業・運営は補助金・助成金制度を活用しよう!

学習塾の開業・運営は、成功への道のりが見える一方で、資金的な負担も大きいと言われています。

しかし、学習塾を経営する際、補助金や助成金を活用することで、負担を軽減できます

学習塾の補助金・助成金制度がある自治体はほとんどないので、学習塾業界において補助金・助成金を活用するためには、特異な条件下での対応が求められることが多いです。

そのため、学習塾を運営する事業者は、補助金・助成金の活用にあたり、具体的な制度を詳細に確認し、自治体の窓口などと連携する必要があります。

塾の開業を考えている方は、本記事で紹介した補助金・助成金を参考にしてください。

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