ホーム
  • 塾経営

塾業界の課題とは?塾業界の動向と課題の解決策について解説

塾業界の動向って一体どうなっているのか、塾業界の課題について知りたい経営者の方も多いでしょう。

学習塾・予備校を経営していく上で、塾業界の現状から今後の動向まで把握しておく必要があります。

今回は、塾業界の課題について解説します。今後も学習塾を経営していきたい方はぜひご活用ください!

塾業界の動向はどうなっているの?

塾業界の動向について知りたい方も多いと思います。

結論から言うと、塾業界の動向としては伸びている状態です。

加速する少子化が問題視されることは多々ありますが、子ども1人あたりにかける塾・予備校費用が増加していることが要因としてあげられます。学習塾に通う生徒数は近年ほぼ横ばい状態です。一方で、塾業界全体の売上高は増加傾向にあるようです。

ゆとり教育が終了し学習内容のレベルが上がっていることなども、塾業界全体が伸びている理由でしょう。近年の傾向としては、幼稚園児、小学生の子どもにかける塾・予備校費用が大幅に増加していることもわかっています。

また、集団指導に比べて個別指導の塾が生徒数を伸ばしていることも要因の1つで、一般的には個別指導塾は集団指導塾よりも費用が高額です。

こうした状況を背景として、塾業界全体の売上高は年々増加しているようです。

塾業界の課題について

学習塾経営者が直面している、塾業界の課題は、主に以下のとおりです。

  • 講師やノウハウ不足
  • 生徒の減少
  • 集客の難しさ

それぞれの特徴について詳しく解説します。

講師やノウハウ不足

学習塾を円滑に運営するためには講師の人材が必要ですが、リソースや運営を円滑に行うノウハウも必要です。

人口が減少し入塾性の減少が免れないこと、人材採用も年々と難しくなっていることから、少人数でも効率的に運営できる仕組みが必要です。学習塾業界では講師不足も深刻な問題で、とりわけ個別指導塾では大学生講師が不足しており、個別指導塾の多くは社員より大学生講師のほうが多い傾向にあります。

昔は塾講師のアルバイトは高報酬で人気でしたが、現在は他のアルバイトも報酬が良くなっています。 そのうえ学習塾のバイトは授業時間しか報酬が発生しないことが多いのですが、授業のための勉強や書類作成などはほとんどの場合、無報酬です。事実上の労働時間が報酬に見合っていないと感じる学生が多く、結果的に個別指導塾の講師不足の傾向が続いています。

生徒の減少

生徒数が年々減少しているのも塾業界の課題です。

学習塾は子供が通う場所なので、少子化によるダメージも少なくありません。子供の数が限られている以上、いかに保護者や子供に興味を持ってもらうのかが課題です。保護者や子供が気になる部分を押さえて、ライバル学習塾に負けないように工夫しなければ競争に負けます。

少子化の進行は止まらないので、生徒の減少は大きな課題となります。

集客の難しさ

集客はどの経営者も直面する課題です。

集客するにあたって授業料で勝負することも多いですが、低価格戦略において小規模の学習塾は非常に不利です。 大手の学習塾はたくさんの子供を迎え入れる環境が整っているので、多少価格を下げても問題ありません。

一方で小規模な学習塾の場合はそもそも生徒数が少なく、価格を下げすぎると収益がマイナスになってしまいます。結果的に大手の学習塾に低価格戦略で勝てないので、低価格だけで勝負するといった集客スキルの不足は、学習塾経営の失敗につながります。

学習塾経営に失敗しないためにも、集客力を身に付けることが課題です。

塾業界の未来とは?

塾業界の今後の未来は、以下のようになると推測されています。

二極化が加速していく

塾業界の未来として、少子化や人材採用難により、今後教育業の市場そのものの縮小が予想されます。

縮小期は今まで以上に競争が激化し、二極化が起こるでしょう。

二極化は企業間に加えて、同一法人における教室間でも起こりますので、企業としてはマニュアル化やDX化などにより教室ごとに品質が差が生じることのないような運営をいかに行うかが重要になります。

生徒募集が難しくなる

少子化や教育費の減少により、生徒の新規問合せ数が減少することも予想されます。

また、紙媒体中心の集客からWEB中心の集客へのシフトが求められます。 特にWEB上での口コミ、SNS上での口コミは非常に重要なため、各企業での対策が求められ、ここを上手にできた方が生き残るようになっていくでしょう。

人材採用が難しくなる

人材採用も今後厳しくなることが予想されます。

特に地方においてはそもそも対象数がいないため、人材獲得競争が激しくなることが予想されます。

今後はインフレとともに最低賃金の上昇率が上がることが予想されるため、各企業としては持続的な賃上げや、付加価値アップが求められる未来になるでしょう。

塾経営を安定化させる方法

塾経営を軌道に乗せて安定化させるには、コツがあります。

では、塾業界の課題がわかった上で、塾経営を安定化させる方法について解説します。

ターゲットを明確に設定する

塾経営を安定化させる方法として、ターゲット設定は重要です。

塾のターゲットを明確にするには、まず塾を開業する場所の近くに住む子ども、および学校を把握するところから始めます。ターゲットが小学生なのか中学生なのか、高校生なのかによっても、戦略は変わるでしょう。地域における他塾の実績なども分析したうえで、適切なターゲットを慎重に判断する必要があります。

実際にターゲットとなるのは子どもではなく親です。子どもの数の多さも問題ですが、親の関心度の高さ、学力に対する地域の意識といったものも考慮すると良いでしょう。

効率化を図る

長期的な塾経営を考えた際に、効率化は重要です。

塾経営を安定させるには、利便性の高いシステムの導入が非常に効果的で、例えば入退室管理システムは、塾への生徒の入退室を記録する便利ツールで、使い方はバーコードをかざすだけなど、生徒にもわかりやすく簡単です。こうしたことが自動でできると、生徒について正確な情報を常につかめるだけでなく、塾で働く人の負担軽減につながるでしょう。

しっかりとしたシステムが導入されていることは、実は親にとっても大きなメリットです。最新機器を導入し、子どもの安全を気に掛けてくれる塾に通わせたいと考える親は多いでしょう。

効果的な販促を行う

塾経営を軌道に乗せるためには、効果的な販促を行うのがおすすめです。

塾の販促方法には、定番とされる方法がいくつもあり、例えば紹介割引は、既存の塾生が新しい塾生を紹介すると、どちらの塾生も図書券などをもらえるような制度です。ポスティングや折り込みチラシはよく使われている方法ですが、塾の職員が配る自社配布の方法も効果を上げる可能性があるでしょう。

ターゲットとなっている子どもが通う学校の近くで、下校時間に消しゴムやペンなどのおまけをつけたチラシを配るという方法は、子どもが家に持ち帰り、家庭のなかで話題になりやすいため効果が高い可能性があるので、ターゲットにあった販促方法でアプローチすることが大切です。

まずはフランチャイズから始める

塾経営に失敗しないためにも、まずはフランチャイズから始めるのもおすすめです。

塾経営は、実力ある講師だけでは成り立ちませんし、幅広い経営知識が必要です。 起業初心者の方は、そういった業務を代行・サポートしてくれるフランチャイズに加盟するのをおすすめします。サポート内容は加盟先によって多種多様ですが、すでに認知度の高いブランドや集客ノウハウをフル活用できるため、塾の経営や生徒の成績アップに集中することができるでしょう。

学習塾のサポートはmanaboがおすすめ

個人塾のサポートはmanaboがおすすめ2.png 大学受験などを控える高校生には、オンライン塾がおすすめです。ネット環境が整っていれば自分のペースで学習を進められ、繰り返し再生で苦手な箇所の克服が可能です。

ただし、塾によっては質問や相談の返答に時間がかかる場合があります。入塾前にサポート体制が充実しているかをしっかりとチェックしましょう。

質問や相談にはすぐに対応してほしいとお考えの方には、スポット指導アプリの「manabo」がおすすめです。24時間365日最短1分で返答がもらえるため、つまずきをすぐに解決できます!

manabo

24時間365日幅広い科目・レベルの質問対応が可能に。

manaboは、わからない問題をすぐに質問して疑問を解決することができる、塾・学校向けの質問アプリです。 日本全国で待機している優秀な講師陣が指導を担当。 24時間365日、すべての教科・科目の質問に対応できる体制を構築できます。

シェアする

XでシェアFacebookでシェア