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塾業界は終わり?学習塾業界は今後終わりなのか解説

「塾業界は終わり」「学習塾はオワコン」などといったワードも目にすることが多いですよね。

少子化が進行する中、学習塾の業界自体が終わりなのかどうか知りたい人も多いでしょう。

今回は、塾業界が終わりなのかについて解説します。学習塾を経営している方や、塾業界の今後が気になる方はぜひ参考にしてください!

塾業界は終わりって本当?

「塾業界は終わり」という噂は果たして本当なのでしょうか?

文部科学省が各年で実施している子供の学習費調査の結果を見ると、少子化が進む現代においても、子供の学習費費用はゆるやかに増加していることが判明しました。

学習塾に通う子どもは近年増加しているため、塾業界は衰えていないことがわかります。

ゆとり教育が終了し、学習内容のレベルが向上してきているとも言われる現代の教育は、プログラミングや発展した英語教育が導入されています。そのため、国全体の学習レベルの向上に合わせて、学習塾を検討されご家庭も多くなっているのでしょう。

そのため、塾業界は終わりとはまだ一概には言えないのです。

塾業界が終わらない2つの理由

塾業界が終わらない理由として、主に以下の2つが挙げられます。

  • 教育環境と保護者の意識の変化
  • 個別指導塾の浸透

教育環境と保護者の意識の変化

塾業界が終わらない理由の一つに、教育環境と保護者の意識の変化があります。

少子化でも塾業界が衰退しない理由として受験対策の早期化という教育環境の変化があるからです。

もちろん中学受験を受けない場合でも、親としては高校受験や大学受験に成功して欲しいと考えるのは当然です。そのため、子どもが早い段階から塾に通うことが多くなり、それだけ学習塾に対する需要も高まります。

少子化によって一人しか子どもを持たない家庭が増え、子どもに対する教育熱や投資金額が増加していることも見逃せません。

個別指導塾の浸透

最近の学習塾は個別指導塾が主流になってきています。

親の教育感が変化するにともない、学習塾側も家庭の多様なニーズに対応できるように変わりつつあります。 個別指導塾では、従来の集団指導タイプの塾に比べて、マンツーマンまたは教師1対生徒2~5人ほどで授業を進めていきます。生徒数が少ないので生徒1人あたりの授業料は高額になります。

また、多くの生徒に対応するためにはFCによって店舗数を拡大していく必要があるため、ビジネス規模が拡大しやすいということです。 少子化によって塾の倒産数が増えていることは確実ですが、それにもかかわらず学習塾全体の市場規模が伸びているということは、従来よりも大手の学習塾に売上や資本が集中していることを表すのです。

学習塾業界の経営状況について

学習塾の経営状況はどうなっているか気になりますよね。

倒産する塾の数が多い

学習塾は残酷なことに倒産件数が多いのが現状です。

塾業界の年間の倒産件数は、60〜90件で推移しており、倒産する塾は、大手塾やフランチャイズも含まれており、競争率が激しい業界です。倒産が考えられる理由は、ニーズの多様化で、ご家庭と塾のサービスの需要と供給が釣り合わず、倒産してしまう状況が考えられます。

また、新型コロナウイルスの影響で、生き残れる塾と倒産する塾の二極化が進んでいます。オンライン授業が導入され、塾業界のIT化が加速し、時代の流れについていけない塾の経営が厳しい状況になっているのです。

供給過多になっている

初期投資費用が少なく、教材や教育管理システムのIT化が進んでいるため、塾業界の参入障壁が低くなっています。

少ない資本で始められるため、開業志望の人も多く供給過多になっているため、倒産件数の多さには塾の増加による経営難も考えられます。

増え続ける同業他社の中で生き残っていくには、他社との差別化が重要です。街を見渡せばいろんな塾がたくさんあり、その中で生き残る経営をするのが難しいのが現実なのです。

このように学習塾の経営状況を理解した上で、成功するためのポイントを押さえていく必要があります。

学習塾経営を成功させるためのポイント

塾経営をするなら、誰しもが失敗せずに成功したいと考えていることでしょう。

厳しい塾業界の中でも、学習塾経営を成功させるためのポイントは以下の通りです。

個別指導塾のトレンドに乗る

最近では個別指導塾が主流になってきました。経済産業省の「特定サービス産業動向調査」を見ると、個別指導塾の市場シェアが年々上昇していることがわかります。

個別指導は、きめ細かいフォローを受けれますが、集団塾に比べて授業料が高いです。反対に集団塾は、ひとりひとりへのフォローは少なくなりますが、授業料が安いのが特徴です。

学習指導要項の変化や、プログラミング、発展した英語学習の導入により、学習に重点を置く家庭が増えてきたため、授業料が高くても質の高い授業を受けられる個別指導へ移行してきていると言えます。

そのため個別指導塾のトレンドに乗って、他社と差別化を図った学習塾を経営することが重要になるのです。

幅広く認知させる

塾経営を成功させるために重要なのが認知度です。

集客はとても重要で、新規生徒を獲得できなければ、収入が上がることはありません。戦略的な集客方法は、オンライン塾でない限り、地域に絞ること。チラシを含むオフライン広告であれば、一定の地域に集中して宣伝できます。

しかし広告や宣伝に時間を費やしてしまうのはもったいないので、インターネットを活用したエリアマーケティングをおすすめします。商圏を利用した人口や、年収のデータを元に、統計的な戦略を打ち出すことができるでしょう。

外国語教育の可能性に挑む

グローバル化の進展により、大学受験および、小学校での英語教育の必修化で外国語教育の需要が拡大してきています。

特に、英語は企業からも高いニーズがあります。海外進出や、公用語を英語にする企業も増えたことで、大人になってから英会話を本格的に学習する人も増えてきているのです。

このように塾業界全体を見渡して、需要が拡大してきている分野の挑むのも、塾経営を成功させるための秘訣なのです。

個人塾のサポートはmanaboがおすすめ

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そのためには、学習塾業界の理解が非常に重要となります。

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