どんな高校生活・受験生活を送っていましたか?
私は地元が広島で、高校も校則が厳しい女子校に通っていたので、当時はとにかく東京に出て、広い世界で自由に生活したいという思いがありました。
部活動は軽音楽部に所属していて、文化祭などで披露していました。ベースやボーカル担当で、椎名林檎の曲などをよく演奏していましたね。
発表会の直前期は忙しかったですが、活動の多い部活ではなかったので、勉強する時間が比較的取りやすかったかなと思います。
学校の授業だけでは受験対策しきれないという認識が早くからあったので、高1から地元の塾に週2・3回通いながら、学校の勉強と両立させていました。
小さい頃から、ピアノや歌など音楽に触れる機会が多かったので、部活はいい気分転換だったなと思います。今でも当時のメンバーとはご飯に行ったりしています。
勉強は、一夜漬けでできるタイプではなかったので、先に綿密なスケジュールを立ててから進めるタイプでした。
受験に関しては、内容を詰め込み終わった夏休みあたりから、スケジュールを立て始めました。
夏休み中は「どのテキストをいつまでに何周する」などの、自分にとっては少し厳しめの目標を決めて、自作の大きいカレンダーに日々やることを記入して進めていきました。
夏休み以降は、過去問やセンター試験の勉強のスケジュールを中期的に立てていきました。
例えば過去問については、塾の授業の中でも解く機会があったので、そこでちょっとずつ解いていって、センター試験対策が終わってからスピードを早めるなどの計画でした。
大学での生活はいかがですか?
まずは、多くの人とつながりあえる機会が持てたことがうれしいです。
高校までは広島に住んでいたのですが、狭い世界で生きていたのだなと実感しています。
大学に入り、広島では出会わなかったような人と出会い、それぞれの方の価値観に触れ、多くを学ぶことができるのは幸せですね。
広い世界に出てきてよかったなと思います。キャンパス内には、和服に下駄で来ているような変わっている人もいっぱいいて、ただ生活しているだけで本当に面白いです。
学部や部活以外のコミュニティの人とも会えるのも大学生ならではですね。
例えば、アルバイトの一つとして、ビジネスマン向けの記事のライターをしているのですが、そこで同じくライターとして活動している方との話も、面白いです。
違うバックグラウンドを持っている方ばかりなので、日々発見があります。
私はフットワークが軽い方なので、部活やバイト先だけでなく、新しい人と出会える機会があれば、どんどん参加するようにしています。
また、自分の進路を考えられる時間があったというのも大学生活で良かったことだと思います。
実は私、大学2回目なんです。
はじめは、東京大学で発展途上国における食料問題や開発経済学などについての研究を行っていました。
卒業した後、編入試験を受けて、現在は東京医科歯科大学に所属しています。
はじめの大学で、卒業論文を書く際に、南アフリカ共和国について調べる機会がありました。
そこでHIV感染者が未だに多いという現状などを知り、医療の分野にはするべきことがまだまだたくさんあるのだということを実感したことがきっかけで、医療の分野に興味を持ち始めました。
また、他のいろいろな当時の経験とも重なり、編入しようと決意しました。
将来の夢を教えてください
小さい頃から、グローバルな舞台で活躍したいという夢を持っていました。
ずっと「緒方貞子さん」に憧れていたのでいつかWHOで働きたいです。
また、「グローバルヘルス」や「感染症」の分野に興味があるので、医師という立場から提言したり、対策できたらと思います。
今は夢を実現できるように、グローバルヘルスの授業を受けたり、留学もしようと考えています。
まだまだ経験を積まないといけないですね。
manaboの生徒さまへのメッセージをお願いします
勉強以外でも、進路相談などなんでも聞いてほしいです。
私は広島出身だったので、当時志望校の大学生と話す機会はなかなかなく、東京の人を羨ましく思っていました。
manaboでは、オンラインでどこにいる人とでも話ができるので、ぜひ、いろいろな人にいろいろなことを聞いてほしいなと思います。
地方の生徒さまご質問お待ちしています。
これから受験を迎える皆さん。
不安も大きいかと思いますが、自分を信じて努力し続けたら、本番でも必ずうまくいきます。
受験本番、会場にいる誰しもが、努力を重ねてきたライバルです。
会場の張り詰めた空気に負けず強気でいられる人が、合格を勝ち取れるのではないかと思います。
そして、そんなライバルの中でも、強気で受験に臨めるかどうかは、それまで努力した自分をいかに信じられるかどうかにかかっています。
今は辛いこともあると思いますが、本番を自信を持って迎えられるためにも、自分の現状に目をそらさず、時には息抜きしつつも、本番まで努力し続けてください。