PTインタビュー  藤田 健一さん




どんな高校生活を送っていましたか?


 実は高校受験に失敗しまして、悔しかったので落ちた次の日から大学受験勉強を始めました(笑) とりあえず数学の問題を解くことが好きで、中学高校ではなんとなく数学さえできれば頭が良いみたいな考えがあったので、ひたすら独学で解いていましたね。 高1のゴールデンウィークあたりで数Ⅰを、年明け1月頃には数Ⅱ、その後すぐ数Ⅲまで制覇しました。 今より賢かったかもしれません(笑)
 
 勉強以外では、ハンドボール部の部長をしていました。 そんなに強い部活ではなかったと思うのですが、そもそもハンドボール部が少なかったので、県大会までは行けるような感じでした。 高3の夏までは活動していましたね。

 また、読書も好きでよく図書室にいました。


ご自身の大学受験について教えてください


 大学受験についても1年目は失敗して、浪人することになりました。

 基本をおろそかにしたのが一番の失敗だったと思います。 よくいるパターンではあると思いますが、基本ができていないのに、次々と難しい問題を解いてみて、ろくに復習もせず物量をこなすことで「やった気になっていた」のが敗因だったかなと。 とりあえず学校の資料室にある難しそうな赤本を手当たり次第解き倒してました。 最終的に学校の定期テストで出た問題も「あ! これは90年代前半の慶応の問題か!」とわかってしまうくらいのいわゆる受験オタクになってしまったのがよくなかったんですよね。 極端な話、自分に基本的な学力さえしっかりとついていれば、過去問題を解かなくても入試では問題が解けます。 その基本的な学力を疎かにしたところは反省点ですね。



 浪人時代は勉強法を一新しました。 目標は「得意だった数学がたとえ0点でも受かるくらい、他教科の力をつける」というものでした。 とにかく数学以外はまず基礎を入れ込みました。 例えば、英語は3ヶ月位かけて、単語帳を端から端まで例文も含めひたすら暗記をしたり。 現役時代、自分が志望校までの道のりに架けた橋がボロボロで危うかったのを、基礎力を身につけることで地面を均してきれいな橋に作り変えていくようなイメージです。 ちなみに得意な数学は、効率的な解き方を追求し、1秒でも早く解けるようにと、同じ問題を何度も解いてみました。

 これでだめなら潔く諦められるというくらい勉強し尽くしました。


志望校だった大学での生活はいかがですか?


 それまでの生活では、周りにずば抜けて頭のいい人はあまりいなかったのですが、本当に頭のいい人がたくさんいます。 将来いろいろな分野に進みたい人が同じ講義を受けていて、ふと隣を見ると化学の素晴らしさを説く友人、反対を見ると量子力学の楽しさを語ってくれる友人……というようにすぐ近くに各分野に詳しい人がいていろいろな話を語り合えるのはすごく刺激的で嬉しい体験です。 学科の飲み会などでは、みんな酔えば酔うほど議論が白熱するので本当に楽しいです!

 現在、所属している陸上部の友人と過ごすのも楽しいです。 つい最近はグアムに行ってきました。


manaboの生徒さまへのメッセージをお願いします


 難しいことかもしれないんですが、探究心を持って勉強してみてほしいなと思います。 例えば数学などで、「習った以外のもっと効率的な解き方はないのか」のような興味を持ってみてほしいです。 小学校でややこしく計算していた文章問題も、中学に入って連立方程式を習って簡単に解けてしまうようなことってあるじゃないですか。 そういう発見が勉強を面白いものにしていくと思うので。 そしてもし、そういった疑問を持った方がいたら、ぜひ私に質問してほしいですね。 やっぱり問題の幹の部分というか、解き方そのものを伝えられるのはとても楽しいので。

 また、こちらもなかなか難しいと思うのですが、受験を迎える皆さんは、まずは将来やりたいことをみつけて、それに向かって受験してほしいと思っています。 普段から視野を広げて、まずは自分の興味がある分野に気づくことが大切です。 偏差値やネームバリューではなく、その自分の興味の方向性を基に大学も決められたら素晴らしいかなと思います。